まだ会社の寮に住んでいた頃。
メンバーの家で見た観葉植物のセロームが欲しくてたまらなくなったある日、グリーンショップでムチャクチャ感じのいいセロームを見つけた。

しかし、そのセロームを即購入するにはひとつ気になることがあった。
おそらく狭苦しいワンルームの寮には、ちょっとボリュームがでかいかも。
けどスゴク感じがイイ。迷った。ここで逃すと次にあるかどうか保証はない。
どうするオレッ。と考えて入るうちにふと気がつくとレジに並んでいた。
帰りの車のなか、「部屋に感じよくおさまるかな?」と想いを巡らせながら、
うるさい寮長の目を盗んでそれを部屋に運びいれる。
するとそれは予想以上に部屋の雰囲気を一変させた。しかし同時に、だだっ広いショップで見た時より狭いワンルームでは予想以上にボリューム感がある。
だがやっぱり「買ってよかった。イイやん!」満足気にタバコに火をつけ、ビールでも飲もうと思ったその瞬間、困った。どう向きを変えても、どでかいセロームの葉で小さい冷蔵庫の扉が開かないのである。
ありえない。
あれから2年、引っ越した今ではそのセロームは自分の居場所を見つけ、夏に向け葉を青々とさせている。
2000.07.30-vol.02/cue
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